1953-07-29 第16回国会 衆議院 大蔵委員会 第32号
この現在の十円券というものは、昭和二十年十一月に、当時行われておりました百円、十円、五円及び一円の日銀券を全面的に引きかえる計画のもとに、当時銀行券の製造を担当しておりました官民の印刷機関から公募いたしまして、同月二十四日に、新日本銀行券図案模様審査会、これは会長が大蔵次官で、委員が大蔵、文部、法制の各関係官、日本銀行副総裁、藤田嗣治、杉浦非水の両画伯、これらが委員であります。
この現在の十円券というものは、昭和二十年十一月に、当時行われておりました百円、十円、五円及び一円の日銀券を全面的に引きかえる計画のもとに、当時銀行券の製造を担当しておりました官民の印刷機関から公募いたしまして、同月二十四日に、新日本銀行券図案模様審査会、これは会長が大蔵次官で、委員が大蔵、文部、法制の各関係官、日本銀行副総裁、藤田嗣治、杉浦非水の両画伯、これらが委員であります。
実はその図案をつくりました当時は、日本銀行の中に図案模様審査会というものがあつて、今申し上げた画伯を入れたり専門家が入つていろいろやつたのでありまして、それが当時一番いいというのでとられた型と思いますが、しかし今仰せになつたような、ほかの国の模倣であつては、独立国としての体面から見てもおもしろくありませんから、御意見の趣旨によつて考えさせていただきます。